[思考]
予約増と管理コスト減を同時に実現できるサイトコントローラーとは

サイトコントローラーという言葉を聞いたことはあるでしょうか。

頻繁に旅行へ行かれる方はご存じの方もいらっしゃるでしょう。ただ大半の方は知らないかと思います。

今回はこのサイトコントローラーと呼ばれるシステムについて解説した上で、具体的にどのようなサイトコントローラーがあるか見ていきたいと思います。

サイトコントローラーとは

プレイステーションの赤いコントローラー

サイトコントローラーとは、自社と複数の宿泊予約サイトの予約システムを一元管理できるオンラインシステムのことです。

先日書いたOTA(オンライン・トラベル・エージェント)の記事でも紹介させて頂いた通り、インターネットの普及により予約方法の多様化が進んでいます。

中でもOTAを利用したネット予約の台頭が著しくなっております。

[思考]
OTA(オンライン・トラベル・エージェント)とは

2020.07.15

宿泊施設としては、多くの販売チャネルを持つことが予約獲得において重要なので、ほとんどの施設がOTAに登録しています。

ただ、しっかりと予約管理をしていないとダブルブッキングなどのトラブルが発生してしまい、旅行者・宿泊施設双方にとってデメリットとなってしまいます。

それを回避するためのシステムがこのサイトコントローラーなのです。

じゃらんnetやBooking.comといった複数のOTAおよび自社の予約システムを一元管理することができるので、ダブルブッキング防止につながるほか、業務効率のアップも図ることができます。

これからの時代、宿泊施設にとってOTAとサイトコントローラーが欠かせない存在となることは間違いないでしょう。

では次にサイトコントローラーにどのような機能が備わっており、より具体的な導入のメリットが何なのかについて見ていきましょう。

サイトコントローラーの機能とメリット

ホテルのレセプション

サイトコントローラーには主に下記に挙げるような機能があります。

  • 自社および複数のOTAに登録している残室や料金など複数の在庫情報を一括で管理できる
  • 予約者情報や宿泊プランなどそれぞれの予約情報を一覧で確認できる
  • シーズンや曜日ごとに料金を変動させる場合に異なる料金ランクを設定できる
  • 部屋タイプやプラン別の稼働率など販売実績データを蓄積し、グラフ化およびファイルとしてダウンロードできる

また導入のメリットに関しては、それぞれの機能に紐付いており、中でも最大のメリットは予約・在庫管理を一元化でき、管理コストを削減できることでしょう。

ダブルブッキングなどのトラブルへのリスクヘッジにもなるため、安心してOTA登録も増やすことができます。

それによって旅行者への露出度・認知度がアップするため、さらなる予約獲得も見込めるようになります。

また部屋タイプやプランごとの販売実績もデータとして残せるため、その後の販売戦略に活かすこともできます。

このようにサイトコントローラーには様々な機能とメリットがあり、宿泊施設としては導入しない手はないと言えるでしょう。

では次に具体的なサイトコントローラーを一覧でご紹介していきたいと思います。

サイトコントローラー一覧

手間いらず

手間いらず株式会社のウェブサイト
手間いらず株式会社 | サイトコントローラー / チャネルマネージャー

サイト連携数は国内トップであり、2017年にBooking.comの国内初のサイトコントローラーとして推奨された実績を持っています。

自動調整機能により売れ残りのリスクを減らすことができるほか、OTAと実店舗で旅行プランを販売する旅行会社の在庫についても一元管理が可能となっています。

さらに管理画面はレスポンシブ対応なので、小規模宿泊施設などでも手軽に利用できることが特徴です。

TL-リンカーン

TL-リンカーンの紹介ページ
TL-リンカーンとはABOUT TL-Lincoln – シーナッツ

リクルートとJTBの共同出資で設立された株式会社シーナッツが提供しているサイトコントローラーです。

手間いらず同様、OTAと実店舗で旅行プラン販売をする旅行会社の在庫を一元管理することができます。

さらに多様なデータ出力が可能なほか、充実したサポート体制が備わっているので、安心して利用することができるでしょう。

ねっぱん!サイトコントローラー++

ねっぱん!サイトコントローラー++のウェブサイト
ねっぱん!サイトコントローラー++

こちらは楽天グループの株式会社クリップスが運営しているサイトコントローラーになります。

元々は無償で提供されていたサービスでしたが、サービス拡充のため2019年より有償での提供に切り替わりました。

ノーショー対策やサンクスメール機能、操作代行サービスなど利用者に嬉しい機能が多数備わっています。

らく通with

らく通withのウェブサイト
らく通with【 JRシステムの送客通知端末・サイトコントローラー】

らく通withはJRシステムが運営しており、切符販売などで長年培ってきた経験や技術が活かされているサイトコントローラーです。

注目すべきはセキュリティ対策万全の自社のデータセンターでシステムを管理しているため、安定したサービスを提供できることです。

そのほかユーザービリティを最優先に設計された管理画面となっているので、とても使いやすいサイトコントローラーと言えます。

おわりに

カレンダーのアイコン

いかがだったでしょうか。今回はOTAの解説記事に引き続いて、各サイトの予約管理業務を一元化できるサイトコントローラーについて扱っていきました。

サイトコントローラーの導入は、予約獲得数の増加と管理コストの削減という点で、宿泊施設にとって大きなメリットがあるということはお分かり頂けたかと思います。

もちろんサイトコントローラーを導入すればダブルブッキングなどのトラブルも大幅に減らせるので、旅行者としても安心ですよね。

今やOTAなしでは予約獲得は難しくなっておりますので、ホテル・旅館関係者の方にはぜひサイトコントローラーの導入についても合わせてお考え頂ければと思います。

旅行者の方は自分にとって適したOTAの使用や予約方法で宿やフライトの予約をして旅行を楽しんで下さいね。