[思考]
OTA(オンライン・トラベル・エージェント)とは

現在は新型コロナウイルスの感染拡大により観光など移動を伴う活動は制限されていますが、2019年までの外国人旅行者の増加は目覚ましいものでした。

この背景には、政府のビザ発行に関する制限の緩和や航空券価格の下落などがありますが、もう一つ見落としてはいけないものがあります。

それはOTA(オンライン・トラベル・エージェント)の台頭です。聞いたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

今回の記事では、このOTAに関しての解説をしていきたいと思います。

OTAとは

電車の予約表を表示する携帯画面

OTAとは、オンライン・トラベル・エージェントのことを表し、インターネットのみで予約手配業務などの取引を行う旅行会社のことです。

以前はJTBやH.I.S.といった対面式の旅行代理店が多かったのですが、2015年以降、OTAは大きな成長を示しています。

ちなみに対面でもオンラインでも販売している旅行会社はこのOTAには含まれません。あくまでオンラインでのみ取引を行う旅行会社に限られます。

また、TripAdvisor(トリップアドバイザー)やトリバゴなど、複数の商品の予約を比較できるサイトはメタサーチエンジンと呼ばれ、これらもOTAとは別のカテゴリに分けられます。

OTAの特徴としては、オンライン上の取引ということで、どこからでも気軽にアクセスできることです。

だからこそ、特に外国人旅行者=インバウンドを中心に人気を博し、市場に台頭していったと考えられています。

では、現在どのようなOTAがあるのか、次に見ていきたいと思います。

OTA一覧

国内

じゃらんnet

じゃらんnetのウェブサイト
宿・ホテル予約 – 旅行ならじゃらんnet

旅行雑誌じゃらんから派生し、2000年11月よりOTAとしてサービスを開始しました。

国内2万軒以上の契約施設を取り扱っており、楽天トラベルと並んで国内最大級のOTAです。

幅広い年齢層に利用されており、リクルートポイントやPontaポイントの利用も可能です。

楽天トラベル

楽天トラベルのウェブサイト
楽天トラベル: 宿・ホテル予約 国内旅行・海外旅行 予約サイト

じゃらんnetと同じく、契約施設数が2万軒以上で国内最大級のOTAです。

じゃらんnetよりも、出張などビジネスユーザーに広く利用されている印象です。

楽天スーパーポイントが使用可能なため、楽天市場や楽天カードを頻繁に利用する人にとってはかなりお得なOTAと言えるでしょう。

るるぶトラベル

るるぶトラベルのウェブサイト
るるぶトラベルで宿・ホテル・旅館の宿泊予約、国内旅行予約

JTB運営の「e-Hotel」というサイトが前身で、2007年3月のサイトリニューアルとともに「るるぶトラベル」としてのサービスが始まりました。

国内1万軒以上の契約施設を取り扱っており、ビジネス・レジャーともに利用されています。

るるぶトラベルの利用層は20~40代が中心となっており、若年層が多い印象です。

一休.com

一休.comのウェブサイト
ホテル予約・旅館予約[一休.com]

2000年5月に開設され、2007年よりYahoo!トラベルと連携開始、2016年2月からはYahoo! JAPANグループに入りました。

厳選された高級ホテル・高級旅館を多く取り扱うことで他OTAとの差別化を図っていることが特徴です。

一休プレミアムサービスは独自の会員サービスで、利用金額に応じてステージが分かれており、会員ステージが上がるほどポイント付与率が高くなります。

海外

Booking.com

Booking.comのウェブサイト
Booking.com | 公式サイト | 人気のホテル・宿

Booking.com(ブッキングドットコム)は1996年よりスタートした、オランダに本拠地を置くOTAです。

掲載施設数は世界で2,900万軒以上と、日本のOTAよりもはるかに大きなサイトです。

現地決済方式によるキャンセル無料を強みに台頭し、日本ではBooking.com Japanが2009年4月にスタートしました。

Expedia

Expediaのウェブサイト
国内・海外ホテル予約・航空券・ツアー | エクスペディア (Expedia)

Expedia(エクスペディア)の契約施設数は世界で約89万軒で、売上高はオンラインで世界2位、取り扱い額は世界1位となっております。

3種類の会員ステータスがあり、泊数または利用額によってランクアップするシステムです。

Expediaでは現地決済方式と前払い方式が併用されています。

Hotels.com

ホテルズドットコムのウェブサイト
国内・海外の宿泊・ホテル予約|ホテルズドットコム

Hotels.com(ホテルズドットコム)は1991年よりサービスをスタートさせ、2005年8月からはExpediaグループの子会社となりました。

会員数は3,000万人以上で、契約施設数もExpediaと同じく世界で約89万軒あります。

前払い方式を早くから取り入れていたことで有名で、「10 泊すると1泊無料」という広告も広く知られていますよね。

agoda

agodaのウェブサイト
アゴダ® | 200万軒以上のホテル・民泊物件 & 航空券 予約

agoda(アゴダ)は2005年にシンガポールで設立され、2007年からBookingホールディングスの傘下となりました。

世界中で200万軒以上の施設を取り扱っており、特にアジア地域が強みのOTAです。

日本では東京や大阪など5か所に拠点を持ち、日本語対応のカスタマーサポートサービスもあり、安心して利用することができます。

Trip.com

トリップドットコムのウェブサイト
トリップドットコム公式サイト | 航空券、ホテル、列車予約

Trip.com(トリップドットコム)の前身であるCtrip(シートリップ)は1999年に中国を拠点に設立されました。中国本土のOTAとしては最大手です。

近年、中国以外にも経営範囲を広げており、2016年11月にはスカイスキャナーを買収しました。

agodaと同じく、日本語のカスタマーサポートが付いているので安心です。

おわりに

飛び立つ飛行機

いかがだったでしょうか。今回は、近年外国人旅行者を中心に台頭が著しいOTAについて解説していきました。

じゃらんnetや楽天トラベルなど国内OTAを利用したことはあっても、海外OTAはまだという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

海外OTAは海外旅行へ行く際に心強いサービスなのはもちろん、国内の掲載施設数も徐々に増えてきているため、国内旅行でも十分に使うことができます。

各OTAの特徴を捉えた上で、キャンペーンや特典などをチェックしながら、計画的に宿泊・フライト予約をした上で、旅行を存分に楽しんで下さいね。