五箇山
近年、白川郷への観光客が増えています。1994年の世界遺産登録を皮切りに、次第に注目を集め、幻想的な冬景色や合掌造りの家を求めて、多くの人が白川郷に訪れています。ただ、世界遺産登録を受けた地域がもう一つあることをご存じの方は多くないでしょう。それは五箇山です。五箇山には菅沼集落と相倉集落があり、白川郷よりも早く国の史跡指定(1970年)も受けています。白川郷と比較して五箇山は小さく、観光客やお店、レストランも少ないですが、同様に美しい自然が残っており、平穏なところです。
五箇山へのアクセス
自家用車を除くと、白川郷に比べ五箇山への行き方は複雑で、事前予約制のバスに乗らなければいけません。高岡駅か新高岡駅からバスに乗るのが最も便利でしょう。もしくは白川郷行きの濃飛バスに乗り、世界遺産バスに乗り換えて五箇山を目指すとよいでしょう。さらに金沢から北鉄バスに乗るという方法もあります。より詳しい情報はオフィシャルサイトにてご確認下さい。
バス会社 | ルート |
加越能 世界遺産バス | 高岡駅または新高岡駅 → 五箇山 |
濃飛バス + 加越能 世界遺産バス | 高山, 金沢, 富山 → 白川郷 → 五箇山 |
北鉄バス(高山線) | 金沢 → 五箇山 |
合掌造りに宿泊

合掌民宿 与茂四郎
五箇山に泊まるのであれば、民宿「与茂四郎」をオススメします。五箇山にはレストランもお店もありませんが、ホスピタリティあふれるオーナーが手作り料理を振る舞ってくれるほか、満点の星空を楽しむことができます。

五箇山に着いたら、与茂四郎は右側にあり、すぐに見つけられるでしょう。

夏には家の前に色とりどりの花が咲いているのでオススメです
20軒しか家はありませんので、五箇山に着いたらまず散策してみて下さい。それか縁側でお茶を飲みながらのんびりしてみるのもいいですね。

夏の縁側です。周りに合掌造りの家が立ち並んでいます。

お茶とお菓子のおもてなしです。

ご家族はフレンドリーで、季節ごとに装飾が変わるのでとてもリラックスできます。
美味しい手作り料理
散策の後はお待ちかね、夕食が待っています。刺し身や焼き魚、地元野菜などどれも美味しいものばかりです。
醤油、ご飯にとよく合う豆腐もいいですよね。シンプルだけどとっても良いお味。
朝食も純和風で、漬物に煮物、目玉焼き、ご飯とお味噌汁です。栄養バランスも取れています。
食事処には囲炉裏もあり、他の宿泊客との会話も弾みます。まさにクリスマスイブのような雰囲気です。さらにご主人自ら周辺の歴史を話してくれたり、こきりこ節をを披露してくれたりと、とても楽しく過ごすことができます。
客室は全て広々としていて、エアコンや暖房も完備されているので、暑さや寒さには心配いりません。布団もとっても快適ですよ。
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バス・トイレは共用で、男性用、女性用と分かれています。どちらもとても清潔に保たれています。
ロンリープラネットさながらの美しい景色
少し坂を登る必要がありますが、朝食後展望台まで歩くとよいです。五箇山全体を見渡すことができます。景色はまさにロンリープラネットに載っているものと同じでした。五箇山はあまり観光地化されておらず、古き良き日本を体験できる素晴らしい場所です。もし訪れる際には、与茂四郎に宿泊してみてはいかがでしょうか。